スポーツ障害
スポーツにおける障害には、突発的に強い衝撃や負担がかかることによる外傷や、長期間にわたって同じ場所に負担がかかることによる障害があります。
しかしその根本には、間違えたフォームや個人の動き方のクセ、骨や筋肉のバランスのわるさといった要因が隠れています。
当院では、外傷や障害に対する治療はもちろん、根本的な要因にまでアプローチし、予防を行なう治療を提案しています。具体的には骨や筋肉の矯正や可動域を広げる治療、体幹を鍛えるトレーニングなどで、ケガが起こりにくい体づくりをサポートします。
体幹トレーニングにも力を入れています
院長が指導する「ストレッチポール」による体幹トレーニングや、座るだけで体幹を鍛えられる電気治療器「カルファ」などを完備しています。
スポーツ障害の症状 1. 外傷・筋疲労
ねんざ
原因
手首や足首などの関節に強い力が加わり、本来の関節の可動域を大きく超えることで、関節周辺の組織を壊してしまいます。これによって炎症が起きて痛みが生じます。
治療法
炎症部分にアイシングを行ない、テーピングなどで固定します。痛みがひどい場合は電気治療などで痛みを緩和していきます。
肉離れ
原因
筋肉に急激な負担がかかったことによって、筋肉の繊維が切れてしまうことで発生します。
治療法
炎症部分にアイシングを行ない、テーピングなどで固定します。痛みがひどい場合は電気治療などで痛みを緩和していきます。
筋肉痛
原因
筋肉に過度の負担がかかることによって、筋肉が炎症を起こしている状態をいいます。
治療法
痛みが強く炎症がある場合はアンシングなどで痛みを鎮め、その後は電気治療や温熱療法によって血流を促すことで、筋肉の治りを早めるよう治療していきます。
打撲
原因
筋肉や骨などに何かがぶつかることで炎症が起き、痛みや皮下出血が起こります。
治療法
炎症があるうちはアイシングや、テービングなどで圧迫固定を行ないます。痛みが落ち着いてきたら、手技治療や電気治療で治癒を促します。
脱臼
原因
関節が動く範囲を超えるほどの大きな負担がかかった場合に、関節が本来ある場所から外れてしまい、運動機能を失うことをいいます。
治療法
手技整復によって脱臼した関節を正しい位置に戻します。念のため整形外科を受診し、医師からリハビリの許可が得られれば、1~3ヶ月間の固定期間に再脱臼を防ぐための手技治療を行ないます。
疲労骨折
原因
骨に対して大きな衝撃がかかることによって、骨が折れてしまうことを「骨折」といいます。これに対して「疲労骨折」は、同じ骨に何度も負担がかかり、骨や骨膜に損傷を興した状態をいいます。
治療法
患部を固定して安静にすることが基本です。当院では、電気治療や手技治療を行なって回復を早める治療を行ないます。
スポーツ障害の症状 2. 腕・手スポーツ障害
上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
原因
テニスやゴルフなどで、肘関節に継続的なダメージを受け続けることで炎症が起き、肘に痛みが生じます。
治療法
電気治療で痛みを取りながら、手技によって肩や肩甲骨などの歪みを矯正していきます。また周辺の筋肉のこわばりをマッサージで改善していきます。
上腕骨内側上顆炎(野球肘)
原因
野球選手に多くみられる障害で、肘関節に継続的なダメージを受け続けることで炎症が起き、肘に痛みが生じます。小指側の内側顆が炎症を起こしている点が、テニス肘と異なります。
治療法
電気治療で痛みを取りながら、手技によって肩や肩甲骨などに歪みがあれば矯正していきます。また周辺の筋肉のこわばりをマッサージで改善していきます。
つき指
原因
主にスポーツをする際にボールが指に当ったり、引っかけたりした時に、指の関節を支える腱やじん帯が損傷して、炎症を起こしている状態です。
治療法
熱感や腫れがあればアイシングをして、包帯やテーピングで患部を固定します。痛みがある場合は電気治療を中心に痛みを取る治療を行ないます。
スポーツ障害の症状 3. 膝・足のスポーツ障害
ジャンパー膝
原因
バレーやバスケットなど跳躍が多いスポーツに多くみられる障害です。過度なトレーニングによって膝蓋骨の下部分にあるじん帯や骨に負担がかかり、膝に痛みが出ます。
治療法
電気治療や手技治療で痛みを取りながら、膝関節部分の骨の形状に異常があれば手技矯正を行ないます。
シンスプリント(脛骨疲労性骨膜炎)
原因
内くるぶし周辺に痛みが出ます。極端な負荷や過剰なトレーニングによって、脛骨の骨膜が刺激を受けて炎症を起こすことが原因となります。
治療法
手技治療や電気治療を行ないながら痛みを取る治療を行ないます。足関節の形態異常があれば手技矯正によって本来の正しい位置に矯正していきます。